2015年06月
22
6月
不倫が問題になり、慰謝料の請求をお考えになる方にとって、慰謝料の金額というものはとても気になるところです。
ご自身のケースにおける「相場」というものを知りたくなります。
しかし、実際上、この「相場」といえるものはありません。
「相場」とは「市場で取引されるその時々の商品などの値段」を指すと考えられますが、これを算出するには、対象となる商品などについて、一定の幅に収まるだけの画一性があることが必要となります。
しかし、慰謝料の場合には、基礎となっている事実関係が千差万別であり、「相場」を導き出すための基礎にかけることになります。
そのため、慰謝料には「相場」といえるものは、存在しないと考えたほうが無難なのです。
ご自身のケースにおける「相場」というものを知りたくなります。
しかし、実際上、この「相場」といえるものはありません。
「相場」とは「市場で取引されるその時々の商品などの値段」を指すと考えられますが、これを算出するには、対象となる商品などについて、一定の幅に収まるだけの画一性があることが必要となります。
しかし、慰謝料の場合には、基礎となっている事実関係が千差万別であり、「相場」を導き出すための基礎にかけることになります。
そのため、慰謝料には「相場」といえるものは、存在しないと考えたほうが無難なのです。
12
6月
不倫の慰謝料請求の要件として、配偶者がいることに認識が必要であると前回書きましたが、実際上「結婚しているとは思わなかった」ということで、性的関係に及んでしまっていることは、結構あります。
しかし、このような理由で、即、法的な責任が否定されるかといえばそうではありません。
法律上の責任を負うには、行為の結果について認識していることが基本ですが、それだけではなく、認識を欠くことに過失がある場合もやはり、責任を負うことになります。そのため、結婚していることに気付かなかったことに過失があれば責任を負うことになり、通常は、何らかの過失があるものです。一切、過失がないという状態を想像することは非常に難しいことではないでしょうか。
それなりに深い関係を持つ異性に対しては、その人の背景について、相応の関心をもち、注意を払うことが、法的には要求されているのです。
しかし、このような理由で、即、法的な責任が否定されるかといえばそうではありません。
法律上の責任を負うには、行為の結果について認識していることが基本ですが、それだけではなく、認識を欠くことに過失がある場合もやはり、責任を負うことになります。そのため、結婚していることに気付かなかったことに過失があれば責任を負うことになり、通常は、何らかの過失があるものです。一切、過失がないという状態を想像することは非常に難しいことではないでしょうか。
それなりに深い関係を持つ異性に対しては、その人の背景について、相応の関心をもち、注意を払うことが、法的には要求されているのです。
8
6月
4
6月
つきまといやストーカー行為は違法行為であり、それを理由として、慰謝料などの財産上の請求をすることができます。
示談に際しては、ストーカー行為などが今後絶対に行われないようにするための約定とともに、慰謝料の支払に関する約定が、中心的な課題になると思います。
ただし、ここで一つ注意すべき点があります。それは慰謝料の支払い方法です。慰謝料の支払い方法として分割払いとされることも多いのですが、ストーカーの事案に関しては、できる限り分割払いは避けたほうが良いです。
なぜなら、分割払いとすると、加害者との関係が債権者・債務者という形で継続することになってしまうからです。こうした関係も、新たなストーカー行為のきっかけとなる恐れがあります。
分割払いとする必要がある場合は、第三者に分割金の代理受領をお願いした方が無難です。
示談に際しては、ストーカー行為などが今後絶対に行われないようにするための約定とともに、慰謝料の支払に関する約定が、中心的な課題になると思います。
ただし、ここで一つ注意すべき点があります。それは慰謝料の支払い方法です。慰謝料の支払い方法として分割払いとされることも多いのですが、ストーカーの事案に関しては、できる限り分割払いは避けたほうが良いです。
なぜなら、分割払いとすると、加害者との関係が債権者・債務者という形で継続することになってしまうからです。こうした関係も、新たなストーカー行為のきっかけとなる恐れがあります。
分割払いとする必要がある場合は、第三者に分割金の代理受領をお願いした方が無難です。